出水総合医療センター

リハビリテーション技術科

 当科は、理学療法士12名・作業療法士8名・言語聴覚士4名・助手1名が在籍し、患者様の状態に応じてリハビリテーションを提供しています。

1.リハビリテーション技術科の理念と方針

1.乳幼児から高齢者の方まで
2.全ての疾患に対して
3.急性期から回復期および維持期まで
4.ベッドサイドから在宅まで

    リハ室
多様な患者様のニードに答えられるよう、また地域に密着したサービスを提供できるよう心がけています。

2.施設基準

脳血管疾患等リハビリテーション料(1) 心大血管疾患リハビリテーション料(1)
廃用症候群リハビリテーション料(1)  がん患者リハビリテーション料
運動器リハビリテーション料(1)    回復期リハビリテーション病棟入院料2
呼吸器リハビリテーション料(1)
理学療法室
理学療法室
 
   作業療法室
作業療法室
 
言語聴覚室
言語聴覚室
   回復期リハビリ室
回復期リハビリ室


3.診療時間

外来リハビリ:平日(月~金)の午前中(祝日除く)
小児科は午後も予約対応可
入院リハビリ:3~5病棟の一般病棟患者様は平日のみ(祝日を除く)
         6病棟の回復期リハビリテーション病棟患者様は365日

※ 主な対象疾患:脳卒中(脳梗塞・脳出血・くも膜下出血等)、上肢・下肢等の骨折(脊椎圧迫骨折・大腿骨頸部骨折・橈骨遠位端骨折等)、神経疾患(筋萎縮性側索硬化症・パーキンソン病等)、末梢神経損傷(橈骨神経麻痺・顔面神経麻痺等)、靱帯・腱損傷(前十字靭帯損傷・アキレス腱断裂等)、慢性閉塞性肺疾患、心不全、がん、ダウン症、脳性麻痺、発達障害など

4.療法別紹介

理学療法

理学療法では病気、けが、高齢、障害などによって運動機能が低下した状態にある人々に対し、運動機能の維持・改善を目的に運動、温熱、電気、水、光線などの物理的手段を用いて早期からリハビリを行います。
歩行練習
歩行練習
 
   低周波治療
低周波治療
 
徒手訓練
徒手訓練
   階段昇降練習
階段昇降練習

作業療法

作業療法では、食事動作や排泄動作などの日常生活動作、入院前に行っていた趣味活動、職業前動作などの作業活動を通して動作能力の回復を図ります。身体障害だけでなく認知症や発達障害、高次脳機能障害を伴った患者様それぞれのニーズに合わせてリハビリを行います。
上肢機能訓練
上肢機能訓練
 
   高次脳機能検査
高次脳機能検査
 
調理訓練1
調理訓練1
   調理訓練2
調理訓練2

言語療法

 言語聴覚士は、ことばによるコミュニケーションや食べる問題を持つ人、その家族に対し、豊かな生活が送れるように支援する専門職です。
 ことばによるコミュニケーションには言語、聴覚、発声・発音、認知などの各機能が関係していますが、病気や交通事故、発達上の問題などで、このような機能が損なわれることがあります。ことばの障害(失語症や言語発達遅滞など)、きこえの障害(聴覚障害など)、声や発音の障害(音声障害や構音障害)、食べる機能の障害(摂食・嚥下障害)などを対象にリハビリを行っています。
言語訓練
言語訓練
 
   VF(嚥下造影)検査<
VF(嚥下造影)検査
 

5.当科での取り組み

呼吸リハ

 入院、外来を含め呼吸器疾患患者様を対象に呼吸リハビリテーションを行っております。
 当科には3学会合同呼吸療法認定士が8名(理学療法士5名、作業療法士3名)在席しており、呼吸筋や下半身の筋力強化、胸郭や呼吸に必要な筋肉の柔軟性の保持・改善、「QOL(生活の質)向上」等を目的にリハビリテーションを行っています。また、主に呼吸器を装着された患者様にRST(呼吸ケアサポートチーム)等の多職種と連携したケアも実施しています。
呼吸リハ
呼吸リハ
 
   人工呼吸器患者様へのリハビリ
人工呼吸器患者様へのリハビリ
 

がんリハ

 平成22年4月よりがんのリハビリテーションの施設基準をみたし、開始しています。対象は、消化器内科、外科周術期を中心に、がんの骨転移や脳転移、また化学療法や放線療法が行われている患者様など様々です。がんの病期はそれぞれ異なるため、予防的、回復的、維持的、緩和的リハビリテーションを実施しています。がんの術後においては、術翌日よりリハビリテーションを開始しています。週に1回の病棟とのカンファレンスを開催しており、また医師、看護師、薬剤師、栄養士、理学療法士など多職種で構成される緩和ケアチームと連携し、患者様を中心としたチームアプローチを実施しています。
圧迫下での運動
圧迫下での運動
 

心リハ

 平成26年から心臓リハビリテーションを開始しました。当院は急性期病院ですので、主な対象疾患は心不全や狭心症、心筋梗塞になったばかりの方々となります。
 そのような方々は身体を動かすことに対して不安を持っておられる方も多いのですが、医師とカンファレンスを行い、血液検査や心機能検査などの結果や運動時の心電図変化なども確認しながら進めていきますので、安心して取り組むことができます。
モニターを見ながらの運動療法    モニターを見ながらの運動療法
日常生活動作練習    モニターを見ながらの運動療法(写真上)

日常生活動作練習(写真下)

小児リハ

 当院では、発達の遅れ・先天異常・脳性麻痺など、運動面や言語面のリハビリを行っています。外来は月~金の平日で、予約制です。
 座位保持装置などが必要な子供さんには義肢装具士と連携して採寸・作成しています。また、出水保健センターで行われている乳幼児健診への参加協力をしています。そこでは発達の遅れの疑いのある子供さんとご家族への療育相談、親子教室等が行われており、必要に応じて当科職員が子供さんの発達相談や検査を行っています。
 「首がすわらない」「お座りや歩行が遅い」「言葉が遅れている」などの発達に関するご相談もお気軽にお越しください。
発達訓練場面    発達訓練場面
発達検査場面    発達訓練場面(写真上)

発達検査場面(写真下)

地域リハ

 平成23年9月1日付けで、出水圏域地域リハビリテーション広域支援センター[脳血管疾患分野・整形疾患分野](以下広域支援センター)として指定を受け、出水圏域(出水市、阿久根市、長島町)で活動を行っています。
 広域支援センターの取り組みとして、住宅改修や福祉用具の提案、介護予防事業として転倒予防教室への参加、市民へ向けて糖尿病教室や脳卒中市民講座やふれあい健康フェスタなどの開催、各施設や病院などの医療機関へ講演を行っています。また、出水市と阿久根市で行われている地域ケア会議にも参加し、リハビリテーションの専門職という立場からアドバイスもしています。
 当院のホームページの中の出水地域リハビリテーション広域支援センターから、出水圏域の施設・病院を地図上で紹介し、誰でも閲覧できるようにしています。リハビリを受けられる患者様や要介護者の方、または施設・病院関係者の方も施設や病院を探す際に活用、使用して頂けたら幸いです。
広域支援センターの活動を通して、障害を持つ人々や高齢者およびその家族が、住み慣れたところで、そこに住む人々とともに一生安全に、生き生きとした 生活が送れるよう、協力、支援を行っていきたいと思います。
転倒予防教室
転倒予防教室
 
   施設への技術指導
施設への技術指導
 
ふれあい健康フェスタ
ふれあい健康フェスタ
  

6.資格・免許

3学会合同呼吸療法認定士 8名(PT5名、OT3名)
がんのリハビリテーション研修会修了  4名(PT2名、OT1名、ST1名)
熊本地区糖尿病療養指導士  3名(OT3名)
鹿児島県地域糖尿病療養指導士 1名(OT1名)
福祉住環境コーディネーター2級  7名(PT4名、OT3名)
全国手話検定2級  1名(OT1名)
心電図検定2級 1名(OT1名)
介護福祉士 1名(PT1名)
感覚統合療法認定講習会(基礎理論Aコース)修了 1名
養護学校教諭一種免許 1名
自立活動(肢体不自由教育)教諭一種免許 1名
日本障害者スポーツ協会公認 障害者スポーツ指導員中級 1名
月経血コントロールヨガ講師 1名
認知症ライフパートナー2級 1名
キネシオテーピング協会 認定トレーナー・治療家(CKTP) 1名