出水総合医療センター
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初期臨床研修(地域医療)について

 

臨床教育研修センター長  
    宗清 正紀          

1.出水総合医療センター:病院概要
(1) 当院の特色
  出水総合医療センターは鹿児島県の北薩地方に位置し、熊本県に隣接した出水市が公設公営する中規模病院で、地域の基幹病院として地域完結型医療を担っています。
  外来・病棟での高度医療機器を駆使した診療はもとより、地元医師会との協力で夜間一次救急診療をはじめとした救急医療や、無医地区でのへき地診療所業務に当たるなどさまざまな体制を整えて地域医療に貢献しています。

(2) 診療科・病床数・併設施設など
 @ 診療科目:総合内科、健康管理科、循環器内科、消化器内科、腎臓内科、小児科、外科、整形外科、脳神経外科、麻酔科、放射線科
   (非常勤診療科:神経内科、血液内科、呼吸器内科、糖尿病・代謝内科、肝臓内科、婦人科、眼科、皮膚科)
 A 病床数:274床;運用215床(うち回復期リハ病床44床、感染症病床4床)
 B 併設施設:出水総合医療センター 高尾野診療所(有床)
           出水総合医療センター 野田診療所  (無床)
 C へき地・無医地区診療所:上場診療所(出水市上場健康管理センター)

 

2.初期臨床研修の魅力
  出水総合医療センターでの研修は2年次の臨床研修必修科目「地域医療」です。
  研修期間は原則として1ヵ月間で、研修は出水総合医療センターを中心に2つの併設施設とへき地診療所及び保健センターが一体となった研修プログラムでローテイト方式を採り入れています。
  各施設では経験豊富な指導医のもとに、基幹型臨床研修病院からの研修医と共に在宅医療から専門的医療までを幅広く学ぶことができます。
  この研修の具体的な特徴をキーワードで表現すると@プライマリ・ケアAへき地医療B在宅医療C訪問診療D救急医療E超高齢者医療F保健行政G健診事業H多職種連携教育などで、これらを項目とした臨床研修に積極的に参加し、基本的診療能力を修得することにより「地域医療」のみならず「地域保健」の研修目標も達成することができます。


3.指導医・研修医からのメッセージ
(1 ) 指導医からひとこと
  鹿児島の風土、鶴の渡来地で有名な出水で臨床研修(地域医療)を経験してみませんか?
  他では味わえない地方(島嶼、へき地を含む)の医療を出水総合医療センターが研修医受け入れ契約をしている9つの基幹型臨床研修病院研修プログラムのいずれかに参加することで体験することができます。
  とくに、出水総合医療センターを主体とした「地域医療」研修は各々の研修担当施設がマンツーマンによる指導体制を整えており、安心して研修に臨むことができます。言うまでもなく、After 5は地元医師会の先生方を交えての勉強会(懇親会を含む)や宴会も盛んです。
  病院・施設見学は相談のうえ、いつでも調整可能です。気軽にご連絡ください。


(2) 研修医からひとこと
  「地域医療」の研修は出水総合医療センターをはじめ、多くの施設で行うことができました。研修を通じて感じたことは、患者さんと医療スタッフの距離の近さ、先生方の知識と技術の幅広さ、そして患者さん個々の生活環境を考慮して医療を提供することの大事さです。とくに、往診やへき地医療では限られた医療資源の中での診療行為を学ぶことができ、患者さんと医療者との信頼関係構築の重要さや、高齢化社会における平等な医療提供の困難さを、実際に足を運んで体験することができました。
  1ヵ月という短い研修期間の中に多職種連携教育や地元医師会の先生方との勉強会なども採り入れた研修プログラムで多くの事が経験できたことは今後の医師人生に役立つものと言えます。是非、出水の研修プログラムに参加して感じてください。


4.ポスター
  こちらへ
  (2016年2月13日 第10回九州ブロック初期・後期臨床研修進路説明会で掲示)